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【2024年向け】行政書士の独学におすすめのテキスト(参考書)、口コミ・評判徹底比較!
独学で行政書士試験に挑戦する方は沢山いらっしゃると思いますが、試験対策本の種類は多く、問題集や補助教材まで含めるとかなりの物量になるため、選べずに困っている方も多いと思います。
本記事では購入者の口コミや評判も加味しながら、おすすめをランキング形式で掲載していますので、自分に合ったテキストを選んでスッキリして頂きたいと思います。
最初に参考書を選ぶポイントについて軽く整理しておきます。試験対策本の購入経験が無い初学者の方も、テキストの買い替えを検討されている方も参考にして頂ければと思います。
行政書士試験対策テキスト選びのポイント5選
- テキストと問題集はセットで購入した方が学習効率が高い
- テキストと問題集は同じ出版社(シリーズ)を選ぶと相性が良い
- 法改正に対応したテキスト・問題集であることは必須
- 適度な図表・イラストで法律の概念がイメージしやすい事
- 出版社のWEBページで各種改定情報がチェックできる事
テキストは必ず対になる問題集がセットとなっています。基礎的な問題集から、「過去問・記述式・肢別・重要論点」など、出題内容やジャンルに特化した問題集がラインナップされていますので、学習進捗にあわせてステップアップしていくと良いでしょう。
テキストと問題集は各出版社でシリーズ化されていますので、同一出版社の同じシリーズで統一するほうが良いでしょう。テキストと問題集は内容がリンクしているため、他のシリーズを購入してしまうと関連性が切れてしまいます。
また、行政書士試験範囲にかかる法改正には必ず対応しているテキストを選ぶのもポイントです。法改正については、書籍の帯(おび)に大きく記載されていたり、改版情報に記載されていますので必ずチェックしましょう。
テキストの内容は改定等が度々行われるため、ご購入の際は念の為対応年度やシリーズをチェックするようにお願い致します。
Amazonの場合は書籍の中身をオンラインで確認できるものもあり、 アイコンが付与されていますので、内容をチェックしてみましょう。
新年度対応版をお探しの方へ!
行政書士の試験対策本は、新年度対応版が順次リリースされてゆきます。発売日は大体10月~翌年5月頃に掛けて出揃うちょっぴり長いスケジュール感になりますので、新年度版をお求めの際はAmazonの場合、以下の様に「新版があります」と表示されますので是非活用してください。
本ページでは過渡期については、旧年度版の情報もあわせて掲載しておりますので「今年の分はここまで出揃っている」の比較にご利用ください。
この記事の目次
合格革命 行政書士シリーズ(TAC)
合格革命 行政書士シリーズの特徴一覧
- メインテキストは全ページカラーでみやすさ重視
- 程よいイラスト・図表の利用でスタイリッシュな編集
- レベル別の側注で重要なポイントがわかり易い
- 赤シート対応で暗記・反復学習に威力を発揮
- 重要判例解説も充実した十分な知識量
新年度版
合格革命 行政書士シリーズの概要
「合格革命 行政書士シリーズ」は、資格の学校TACの出版部門が手がける書籍となっています。行政書士資格指導歴30年以上を誇る、資格の学校TACのノウハウが詰まった良書と位置づける事が出来るでしょう。
「基本的テキスト」は全ページカラー印刷で、必要な情報が整然と記載されており、過度な演出は無く全体的にスタイリッシュな印象です。図解がしっかりしているので、登場人物(会社・団体等も含めて)の位置関係は把握しやすいと思います。
学習単元の冒頭では「ガイダンス」形式でこれから学習する内容の概念整理が行われており、出題傾向の情報も表記されているので、学習目的をはっきりさせてからスタート出来ると思います。
学習単元毎に実際の重要判例の解説も細かく記載されているので、現実に即した形で「今何のための勉強をしているのか」学習の意図がより伝わりやすいと思います。随所に確認テストが散りばめられているので、簡易的なアウトプットで知識の定着を図る配慮も見られます。
本書は側注(ページ右側の情報)が充実しており、「よくある質問・引っかけ・受験テクニック・記述対策」等の記述が随所に見られます。
テキスト本文に全ての情報を納めるのではなく、「ちなみに?」「その意図は?」「どういうこと?」と考えた時に側注を見る事になるので、自分で考えながら・咀嚼しながら進める事が出来る点が優れていると思います。
アウトプット用書籍(問題集)については「基本テキスト」の参照ページが付いていますので、相互の関連性がわかり易い配慮がなされています。
口コミ・評判 高評価
使いやすい行政書士のテキストです
憲法、行政法、民法、商法、基礎法学、一般知識に章が分かれており、それぞれに辞書のように色分けされたインデックスがついていますので、目的の章を探しやすいです。
さらに、各章のはじめには章ごとの過去10年分の出題傾向の一覧表と、それに基づいた学習のアドバイスも掲載されています。一覧表と学習のアドバイスを併読すれば実際の試験で得点を稼ぐにはどの項目を重点的に学習すればよいのかがわかります。
本文には専門用語の解説などの他、実際に行政書士講座の受講生から多く寄せられている質問を掲載した「よくある質問」を掲載した側注もあり、より内容をわかりやすくするための工夫が凝らされています。
フルカラー刷り行政書士テキストの中では一番見やすいかも
分冊できないタイプの行政書士テキスト。行政書士のテキストをいくつか見てきましたが、こちらの合格革命シリーズは色使いやレイアウトがうまくて、一番見やすくわかりやすいと思います。
特に章や各項目のレイアウトが適切なので流れがつかみやすい印象です。
ただこの合格革命シリーズ、正誤表の更新が多いのが玉に瑕。修正が入るとペンで自分でテキストに書き込んで行くたびに少々ウンザリしてしまいます。
昨年度は試験月にも正誤表が更新されていましたのでマメなチェックが必要。とはいえテキストの出来はいいので初学者にもオススメです。
とにかく充実した内容
こんなに勉強しなければならないのかとあらためて思い知らされるようなズシリと重い一冊だが、中身はとても丁寧で、頭に入りやすい。
色分けで見やすく、表になっていたり、図でわかりやすく教えてくれたりと、とにかくひとつひとつがきめ細やかで、学ぶ側に立っていると思いました。
最重要判例の内容なども自分で調べなくていいようにきちんと説明してくれているし、側註には大事なポイントもたくさんあって、過去問のチェックや用語の説明など、まさに至れり尽くせりのサポートになっていました。
あれこれ手を出さず、これ一冊を繰り返し読めば、かなり合格に近づけそう。
口コミ・評判 低評価
これだけで合格は難しい
見やすく分かりやすいテキストではあるが、基本的なことしか記載されていないため、このテキストだけで合格することは難しいように感じた。
一部条文の内容がすっ飛ばされていたり、重要判例でも要旨しか書かれていなかったりと、大体の理解はできるがしっかり学ぶことができるかというと微妙。ただ、初学者は手がつけやすいと思う。
こんなに量が
勉強しなければいけない量が半端ないし、それに比例して本の厚さも分厚すぎる。評判の良いカラー印刷だが、私は初学者には逆効果だと思う。どうしてもカラーの部分に目が行くので、テキストをよく読み込むためには1色刷りのほうがいいと思う。なので、この本は、概観するあるいは、総復習用だと思う。
細かく書かれていて、見やすいとは思うけれど、まず行政書士を取り、そこから社労士や税理士のキャリアアップを目指す方には勧めない。
カラー刷りのテキストで取れるのは社労士までで、税理士以上の資格では法律を読み込まねばいけないので、カラーで多色刷りのテキストはほぼないし、あっても使えないというのが常識。
合格革命 行政書士シリーズの総評
売れ筋のシリーズだけに評判は賛否両論ありますが、物量の割に頭に入りやすいという意見もありますので、充実した側注や図表が効果的に用いられたテキストと言えるでしょう。
基本問題集の他、肢別過去問・記述式・多肢選択式問題集もラインナップされているので、出題形式毎のアウトプットもこなすことが出来るので、初学者向けの参考書としてバランスが取れたシリーズだと思います。
いきなり基本テキストを読んでも良くわからないという方は、合格革命 行政書士シリーズでは、概要理解向けの「スタートダッシュ」も用意されていますので、基本テキストに入る前の入門編として活用出来ると思います。
みんなが欲しかった!シリーズ(TAC)
みんなが欲しかった!シリーズの特徴一覧
- フルカラーの総合テキスト
- 本試験レベルの問題をWebに収録、スマホでアクセス
- 複雑な相関関係をイラスト・図表で整理
- 六法は赤シート対応で暗記に最適
- 行政書士資格本としての使い勝手No.1
新年度版
みんなが欲しかったシリーズの概要
「みんなが欲しかったシリーズ」は先程の「合格革命 行政書士シリーズ」と同じく資格の学校TACが手がける行政書士対策本です。初学者寄りにシフトして硬さを取り除き、テキストとしての使い勝手を向上させている点が両者の違いとして挙げられるでしょう。
テキストは抑えめな色調のフルカラー印刷なので、長時間の学習でも疲れにくく板書形式でポイントがまとめられているので、要点がわかり易い編集です。市販の行政書士対策本として見やすさは文句なくNo.1だと思います。
側注にポイント解説の形で度々記載されるアドバイスが、理解を助けると思います。TACの行政書士講座がテキスト編集に協力していますので、的を得た実践的な情報がカラー印刷でコンパクトにまとまった良書と言えるでしょう。
シリーズ全てを揃えるとかなりのボリュームですので、アウトプット面の懸念も少ないと思います。問題集は赤シート対応・テキストとのリンク情報も記載されているので、シリーズ通して相互の関連性が密な部分も評価出来ます。
口コミ・評判 高評価
カラーで分割できる
最近増えてきた、分割して持ち運べるタイプの参考書です。5分割できます。このタイプは持ち運べるし、電車の中でも勉強できるので非常に便利です。
本論に入る前に、試験の申し込みの仕方や、テスト形式などこと細かに概要が載っているので、初心者にも非常に親切です。
不安な人は同シリーズの入門書を読むとよりより理解しやすいです。あとは学習マップに従って学んでいくだけです。問題集は別に必要になりますが、同シリーズとリンクしています。
カラーが多く、赤下敷きも付いていて、非常に便利な1冊です。
行政書士初学者の「どう学習を進めるべきか」という悩みをすっきり解消
行政書士の初学者にありがちな「どう学習を進めるべきか」という悩みをすっきり解消してくれるテキストです。
このテキストは巻頭で多くのページを割いて効率的な学習方法や学習のアドバイスを詳細に掲載しており、初学者でも迷わずに効率的な学習方法を理解できるように構成されています。
このテキストは5冊の分冊に分かれていますが、その分冊の巻頭にもそれぞれ過去10年間の出題履歴の一覧表があり、出題傾向に合わせた学習がしやすいようになっています。
テキスト本文はイラストや図解が満載の板書や専門用語や本番の試験での注意点などを掲載した丁寧な側注があり、頭に入りやすいように工夫されています。
側注には2周目以降に読むことを想定した項目もあり、繰り返し読む学習法にも対応しています。このテキストは行政書士の初学者に向いているといえます。
分厚いけれど、見やすくわかりやすい
辞書よりも分厚いかという一冊で、こんなに勉強しなくちゃ行けないのかと見た瞬間には目眩がしそうでしたが、5冊に分けることができるので持ち歩いて勉強できるし、内容はかなりわかりやすいので、逃げ出さずに済みました。
けっこうカラフルな色使いで、イラストをたくさん使って説明してくれているので、どの項目もわかりやすかったです。
図で説明されていたり、表で説明されていたり、手書き文字のようなフォントで書かれていたりと変化に富んでいるので、読み流してしまわず、一つずつを理解しながら進めていくことができました。
あれこれ手を出すより、これ一冊を何度も読み返して頭に入れたほうが合格が近づきそうです。
口コミ・評判 低評価
この一冊で全科目網羅できるのはありがたいですが
この教科書は色があり、紙自体の色も白過ぎず、茶色過ぎずとかなり読みやすくしっかりと勉強をする人に向けて、「これだったら読みやすいだろう」「わかりやすいだろう」ということがしっかり考えられて作られた教科書だと言えます。
ただ、そうしたわかりやすさや見やすさに重点を置いている分、用いていて「足りない」と思う所はかなりあると言わざるを得ません。
それを全て象徴しているのが「索引の少なさ」です。様々な単語が出てくる民法ですら1ページとちょっと試験の根幹を占める行政法にいたっては1ページにも満たない。
問題集などでよくわからなかった部分を教科書で勉強しようと思っても索引に単語がないことはザラにありますし、あったとしても3行ほどで終わることがあるため、この1冊のみで合格するのは難しいと言わざるを得ません。
この一冊で全科目網羅できるのはありがたいですが
索引項目が少ない・入っている判例が少ない。六法も最初は入っていてありがたいとおもったが、民法ですら省略されまくりで、条文で逐一確認したい方はけっきょく六法買わなきゃならない。というのがいまいちな点。
いい点としては、図が多用されていて見やすい、とっつきやすい。横の解説も口語でわかりやすい。余白が多いので、自分でどんどん書き足していける。
あと、分冊にするとじみーな冊子になるので、人前でもひっぱりだしやすい。サイズも手ごろ。
みんなが欲しかった!シリーズの総評
みんなが欲しかったシリーズのFP(ファイナンシャル・プランナー)版は、FP資格本ではベストセラー書籍です。FPは行政書士に負けず劣らず広い出題範囲を持った資格試験なので、FPの資格本で培った広い出題範囲をテキストにうまくまとめるノウハウを、行政書士の資格本へ転用したと言った所でしょうか。
行政書士版のみんなが欲しかったシリーズについても、FP版の著者である滝沢ななみ氏が編集に協力していますので、情報がコンパクトにまとめられていると思います。このようなノウハウの転用が利くのは大手資格学校ならではだと思います。
「初学者向け」で取り組みやすい点が口コミでも評価されており、少しでも気軽に・楽しくをモットーにしている方にお勧め出来るシリーズだと思います。
出る順行政書士シリーズ(LEC)
出る順行政書士シリーズの特徴一覧
- 見開きで完結するテンポ重視のテキスト
- 分冊可能な行政書士試験コンパクト六法を装備
- 複雑な相関関係をイラスト・図表で整理
- 模擬試験までラインナップされる充実アウトプット
新年度版
書籍名称 | 書籍リンク | |
2024年版 出る順行政書士 合格基本書 【別冊六法付き】 | ||
2024年版 出る順行政書士 合格問題集 | ||
2024年版 出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集 1 法令編 | ||
2024年版 出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集 2 一般知識編 | ||
2024年版 出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集 | ||
2024年版 出る順行政書士 当たる! 直前予想模試 |
旧年度版
出る順行政書士シリーズの概要
「出る順行政書士シリーズ」は、LEC(東京リーガルマインド)が手がける行政書士対策本となります。
本シリーズのテキストでは、学習内容が見開き1ページで完結するのが特徴です。1つの学習内容がスパッ!と切れるので、ダラダラせず学習をスモールステップで区切る事が出来る点が評価できます。
アウトプット面では「基本問題集・過去問題集・40字記述式・多肢選択式問題集」に加え、本試験直前期には模擬試験3回分迄ラインナップされるので、相当充実したカリキュラムを敷いています。
テキストは黒・青の2色刷りなので華美な装飾はありませんが、行政書士試験の出題範囲を「淡々」と表現しており、スタンダード且つ学習量的にも漏れのない王道的な資格本と表現するのが正しいと思います。
コンパクト六法は分冊可能なので、テキストと照らし合わせて学習することが可能です。コンパクト六法では、重要法令をピックアップして収録しているので、フルスペックの六法を読み解くよりも使い勝手は良いと思います。
口コミ・評判 高評価
各科目初学者でも分かるような構成でボリュームがあります
1000ページ以上の厚みがあり。内容も充実しています。本文は各科目冒頭に出題傾向と学ぶべきポイントなどがまず記載されていて学習に取り掛かりやすいです。
重要度も表記、法律上の概念や権利関係などはイメージしやすいように図や表で表すなどもされていて丁寧に解説されています。
本文は黒と重要用語は青色と言う2色のみで構成されています。欄外にはプラスアルファ重要知識も記載され、用語解説もあります。厚みがある分内容も濃く、学習しやすいと感じます。
一番最初に取り組むべき一冊
内容としては正に「基本書」。高校の公民レベルで「そもそも憲法とは」みたいなところから、法運用のポイントまで実に丁寧に説明してある。
基本といっても、この内容を完全にマスターすれば合格はグッと確実になるので、まずは丁寧に理解して覚えることをおススメしたい。
紙面は知的な雰囲気で黒と青の二色刷り。ちょっとカタめの印象をうける構成だけど、内容からしてカタめの試験なので、むしろ合っているのかな。
ミニ六法が付いているので、分冊して使うのが前提。「ミニ」とはいっても勉強の最後まで十分にカバーできる内容なので、まずはこれを手に入れて完全にマスターするところから始めよう。
同じシリーズで「基本問題集」というのがあって、この問題とリンクできるようになっている。これがなかなか便利なので、併せて活用する事をおススメしたい。
別冊のコンパクト六法を切り離して参照しながら行政書士の学習ができるのが便利
この行政書士のテキストは、巻末に別冊としてついているコンパクト六法を切り離して使えるようになっていて、試験出題範囲の法律を直接確認しながら学習が進められるのがとても便利です。
テキスト本文でも巻頭で最近の行政書士試験全般の出題傾向の概要とその対策を述べているほか、出題科目を解説した各章の冒頭でそれぞれの科目の出題傾向の一覧表を確認できます。
すき間時間でも効率的に学習が進められるよう、見開き2ページで1レッスンが完結していたり、レッスンごとに講師が学習を理解するためのポイントを側注でアドバイスしているのも好感が持てます。
全体的に丁寧な作りですので、初学者も安心して手にできるテキストだと思います。
口コミ・評判 低評価
ミニ行政書士六法が付属
でる順シリーズ行政書士の基本書。黒・青の2色刷りで見開きで1項目ごとに記述されていて読みやすいです。
すべての項目が見開き2ページ構成なのでキリが良いのですが、逆に「流れ」がわかりにくいのとページにまとめるために重要なものがこぼれ落ちている感はややあります。
今年度から巻末に取外し可能な行政書士六法がつきました。条文のみで判例等は載っていませんがこれがあるとないとではかなり違います。黒1色刷りですが間違いなく利便性が向上しました。
一応過去問(何年の何番)へのリンクはありますが、本書から同じシリーズへの連携感は希薄。逆に問題集・過去問集からの本書へのリンクがあるので揃えたほうが学習ははかどりそうです。
出る順・・・
「出る順」とか「これだけ」という類の資格試験参考書は、試験に受かることだけを目的とした実利的な対策本であり、資格取得後に必要となる本来の知識が身につくのかという印象があります。
実際に本書でも過去の出題傾向とか、何年に出題されたという注釈が多く記されています。
総合的な内容とすると行政書士に求められる内容が的確に解説され、表や図式を交えて解り易く編集されているので参考書としては充分ですし、知っていて当然の大切な事柄だからこそ試験で問われる頻度も高いのですが…ちょっと切り口というか、アピールポイントが直接的すぎる感じがしました。
出る順行政書士シリーズの総評
学習内容が見開き1ページで完結するので頭の整理は付きやすいのですが、1ページに情報を詰める関係上遊びが少なくやや硬めの表現となっている印象です。資格本としての要件は満たしているので問題ないのですが、好き嫌いが分かれる点だと思います。
とまあ若干ぶっきらぼうなところはあるものの、内容は充実していますので真摯に行政書士の学習に向き合いたい方は、余計な情報や遊びがない分集中して取り組む事が出来るワークブックとして機能すると思います。
分冊出来る六法は口コミ的にも高評価なので、コレを目的に本シリーズをチョイスしている方もいらっしゃるようです。テキストは赤シート対応していないので、解答が気になって仕方が無い方は注意が必要です。
うかる!行政書士シリーズ(伊藤塾)
うかる!行政書士シリーズの特徴一覧
- ハイブランド資格学校「伊藤塾」の行政書士対策本
- フルカラーの総合テキスト
- 別冊「ハンディ行政書士試験六法」を装備
- 入門ゼミで行政書士試験のイロハを習得
- 入門+総合の2部構成で資格講座ライクに独学を実現
新年度版
書籍名称 | 書籍リンク | |
うかる! 行政書士 入門ゼミ 2024年度版 | ||
うかる! 行政書士 総合テキスト 2024年度版 | ||
うかる! 行政書士 総合問題集 2024年度版 | ||
うかる! 行政書士 民法・行政法 解法スキル完全マスター 第2版 | ||
うかる! 行政書士 憲法・商法・一般知識等 解法スキル完全マスター |
旧年度版
うかる!行政書士シリーズの概要
「うかる!行政書士シリーズ」は、司法書士・行政書士をはじめとした法律系資格に強みを持つ伊藤塾が作成しているクオリティの高い教材です。
テキストは「入門ゼミ」と「総合テキスト」が別冊で存在しており、初学者の方は「入門ゼミ」からスタートするのが良いと思います。
入門ゼミでは全体像をおさえる事で、今自分がどの位置にいるのかを明確化出来るようにしています。ガイダンスでは、本試験を見据えた具体的な学習プランや学習進捗表も掲載しており、独学の最大の弱点であるスケジュール管理を厚くする事で途中挫折防止する配慮が評価出来ます。
「入門ゼミ」と「総合テキスト」両者を組み合わせる事で、導入→基礎へとステップアップする資格講座のカリキュラムに近い形で、独学で行政書士の学習を進める事が出来ると思います。
「総合テキスト」は、重要な語句は赤シート対応しており、別冊で「ハンディ行政書士試験六法」が付いていますので使い勝手が良いと思います。図表も多用されていますし、チャプター毎の重要度表記もありますので、テキストに必要な要件はしっかり満たしていると思います。
一問一答式の確認問題が各所に配置されており、すぐに簡易アウトプットを行う事で「理解した気になった」を防止する配慮も見られます。
また、本試験レベルの問題をWebからスマホからアクセス可能としており、幅広いコンテンツ作りに取り組んでいる点が評価できると思います。マルチデバイスを利用したスキマ時間の活用は、学習時間確保の観点から非常に重要です。
口コミ・評判 高評価
試験特化用の六法が付属
大ボリュームの試験特化用の六法が付属されているのが良いです。法律の試験の勉強は問題を解きながらテキストや六法に何度も何度も線を引いたりしながら覚えていくのが効率が良いので遠慮なく書き込める六法が付属されているのは大きなメリットになります。
軽いので持ち運びやすいのもいいです、この六法をひたすら読み込んで暗記するつもりです。
テキストの特徴
個人的には本試験で足切りをクリアーした上で総合6割以上の点数を取るためには十分な知識量を網羅していると思いますが、心配な方や職業上の理由で必ず合格しなければならない方は資格試験予備校の講座を受講することをお薦めします。
学習者にとって分かりやすい解説
行政書士試験の資格取得に必要な知識や情報の全容を知るためにとても有用なテキストでした。オールカラーで、重要度は項目ごとにABCに分類され、関係する判例も適宜紹介されていました。
大切な箇所は赤字で書かれていますので、付属の赤の下敷きで隠せば文字は見えないように工夫されていました。巻頭の「ガイダンス」を見れば、学ぶべき範囲も見えてきますし、関係法務の概要も知ることができます。
口コミ・評判 低評価
法律の勉強は全くの初めて
テキスト自体はカラーで見やすいです。何冊か本屋で見比べてから購入しました。やはり独学用のテキストは多少知識を持ってる方か、昔法律を学んだ方向けかと思います。
ただ、本自体は見やすいし、通信講座の学習が進んだらこの本も使おうと思っています。巻末に別冊でハンディ六法が付いてるのは、実際の条文がどう書いてあるのか確認出来てとても助かりました。
独学でも理解しやすい内容と思うが
民法は独学でも理解しやすい内容と思う。ただし内容的は全体的に基本的な部分しか書いていない気がする。行政法は今全体の中のどこ部分を勉強しているのかを見失いがちな感じの構成だと思う。
問題集による復習と補強が必要
ページ数が多くて膨大なようにも見えますが、必要な範囲と情報に絞り込んで、平易な表現で説明してあり、読み進めるペースがそれなりに速くなるのでさほど苦ではありません。
テキストとしては十分ながら、なおも足りない部分を問題集で補うべきです。特に、主要法律の範囲はともかくとして、一般知識等は範囲にきりがないので、この本だけでは不足してるのが明らかです。飽くまでも、問題集による復習と補強があってのテキストといえます。
うかる!行政書士シリーズの総評
出版元である伊藤塾は、資格講座を開講しており実績・信頼があります。資格講座のカリキュラムや流れを、独学向けのテキストにそのまま本シリーズに組み込んだような印象を受けます。
テキストは2019年度からフルカラー対応しておりとっつきやすさは上昇し、内容的に資格講座の洗練されたテキストの位置づけだと思いますので、初学者にとってはやや難しいと感じる部分もあるようです。
学習経験のある方やテキスト買い替えをご検討の方は、選択肢に入れておくべきクオリティの高いシリーズだと思います。
伊藤塾は当サイトでも将来を見据えたお勧めの行政書士資格対策講座として取り上げていますので、気になる方は一度レビューをチェックしてみてくださいね。
基礎力スポット強化向け補助教材(参考書)
ここでは行政書士試験対策本とは異なり、法律の学習の観点で個別で活用する補助教材をラインナップしてみました。法律の学習経験の乏しい方は、活用する事で行政書士の学習にブーストを掛ける事が出来ると思います。
行政書士試験対策本は試験に合格させるための内容に注力しているため、「ここもうちょい詳しく!」「理屈が良くわからない・・・」と言ったシーンに直面する事もあります。
得点を取るために「こういうモノなんだ!」と割り切れる方は良いですが、補助教材で予備知識を含めてしっかり抑えておくと記憶に残りやすいですし、それこそ合格後の実務に於いて差が出ると言って良いでしょう。
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術
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初学者が法律的な考え方の基本を抑えるための書籍ですが、タイトル的に「さぞやお硬い?」と思いきや挿絵や図表も多く、例えが絶妙なので「読み物」として飽きが来ないと思いますし、法律に親しみを持つ事が出来ると思います。
法律の条文はそもそも意味する所が理解できない点が大変ネックですが、本書は法律を効率よく読み解くためのノウハウ本として、行政書士の資格対策へ本格的に取り組む前段階としてワンクッションおくのに適した書籍だと思います。
本書は法律全般の読み解き方の書籍なので、法律の知識ゼロの方・行政書士の学習をされている方以外でも広く対応出来る法律入門の良書です。
国家試験受験のためのよくわかる憲法
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著者は法律系資格指導歴の豊富な方なので、試験に役立つ知識を意識した編集になっていると思います。
各単元ごとに行政書士試験・公務員試験等に出題された過去問も収録されているので、学習内容のアウトプットにも役立つ構成です。解説では何処かで聞いた事のある名前や人物が登場してきますので、感情移入しやすいと思います。
国家試験受験のためのよくわかる民法
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初学者が順番に読み進める事で民法の理解が深まる構成となっており、国家資格における民法の知識を網羅的に習得出来る手厚い書籍です。補助教材と考えるとかなリのボリュームを有していますので、民法関連で困ったときのバイブル的な使い方も出来ると思います。
行政書試験の得点源である「行政法」に特化した書籍も別途用意されているので、セットで活用しても良いでしょう。
テキストがなかなか選べず困っている方へ!
一昔前はモノクロのテキストでひたすら孤独と戦う資格学習が主流でしたが、カラー刷りやイラスト・図表を凝らしたわかり易いテキストが登場しており、独学での取り組み易さは飛躍的に向上しています。
特定行政書士の登場に始まり、行政書士を取り巻く環境は近年活気づいており、呼応するように資格対策本も趣向を凝らした内容に変化しており、出版各社から相当な数がラインナップされています。
嬉しい半面、今度は「多すぎて選べない!」という悩みはつきものです。本ページが、自分に合ったテキストを選びのお役に立てれば幸いです。
資格の学習はストイックに独学でコツコツ進めるのが昔ながらのセオリーではありますが、行政書士程の難関資格であれば、講義が受講可能な資格講座の受講を検討される方も多いと思いますし、資格学校の持つ強力なノウハウを活用したいとお考えの方も多いでしょう。
資格講座は講義を受ける事が可能である点が最大のストロングポイントですが、独学では解決できない疑問を質問したり、学習システムによる進捗管理などのサポートにより、高い学習効率を実現出来るのもメリットの一つです。
WEB型の通信講座であれば高度なe-Learningを活用出来る講座も存在しており、スマホで問題集に取り組んだり講義を視聴したり出来ますので、時間の有効活用の面で大変優れたツールとなります。
ただ、資格講座は割と高価な印象があるかと思います。しかし、近年は通信講座・あるいはWEB特化型講座の登場によって、安価な受講料でスタート出来る講座も多数存在しています。
講義・オリジナルテキスト付きにもかかわらず、市販のシリーズ物の参考書一式と遜色無い程の低価格を実現している講座も存在します。安価でクオリティの高い資格講座を以下の記事でまとめていますので、あわせて検討してみては如何でしょうか。